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snowmanさん (8aastn7l)2022/6/5 21:52 (No.443122)削除学びの多い一日でした②・・・
「かさがた温泉」を作っているのは、車部品や用品を製造販売している「エーモン」という会社です。創業者が、この市川町の出身なんですが、調べてみると高名な蝶の収集・研究家、そしてカメラマンです。「思い出博物館」のカメラは、個人蔵なんでしょうね。その奥さんは俳人…二人で写真集も出版しています。かつて見たクラシックカーは、会社との関連ですかね。
出口の所にある足湯の奥に「特攻~」という石碑が見えました。近寄ってみろと、「未帰還兵」と「特攻機桜花」の供養塔(碑)でした。日本の原風景のような静かな農村地帯には不釣り合いな石碑…調べてみると、知らなかった事実が浮かび上がってきました。
手掛かりは、碑の横に記される関係者の名前…。キーワードは「廣畑」という苗字でした。(エーモン創業者の苗字) 特攻機桜花の無謀さと悲劇は語り続けられていますが、「建立の有志」と記される人の肩書に「!?」が付きました。記されていたのは、「社嬉野海軍航空隊訓練生」という言葉。「社?」「嬉野?」という地名に心当たりはあるけれど、海軍航空隊は知らない。例の原寸大「紫電改」が復元された、加西市の鶉野飛行場は知っていますが…。当然調べてみますよね…ありました。なんと24年間住んでいた兵庫教育大学職員宿舎は、その滑走路の真上に建っています。赤の矢印が住んでいた2号棟の部屋、滑走路のど真ん中です。戦争遺跡なんかでは全く出てこない、完全に痕跡を消して町化してしまっていますが、ここにも戦争の歴史があったのだということを知りました。「社嬉野海軍航空隊」では、「局地戦闘機秋水」(ドイツ・メッサーシュミットの技術を取り入れたジェット推進機)の訓練をしていたということです。全く知らなかったことばかり…ちと、疲れました。
上は「桜花」