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snowmanさん (7j5166em)2022/2/14 13:49 (No.363572)削除さまざまな こと思ひだす さくらかな 芭蕉・・・
通常、奈良行きに使用している西名阪自動車道を天理まで走り、さらに東進を続けると伊賀上野の街に到達する。途中、針テラスのSA等々山岳路はあるが、自動車道と整備されていて運転としては楽である。伊賀上野と言えば、芭蕉。しかし、この町は「芭蕉翁の町」というより、「忍者の町」として生き延びようとしていて、至る所に「忍者」の姿を見ることができる。文学と歴史の町というより、その方が分かり易いのだろうか…。
最初は「さまざまな こと思ひだす さくらかな」という句に誘われて訪れたが、好きな町の一つとなった。何度となく辿った道だが、三重県境を越えると同じく忍者の里…甲賀に至る。それこそ、昔は隠れ里のようなところだったのだろう。
城下町だから、越後高田にも似た町並みであるが、城郭が聳えているという点ではかなり華やかである。県立上野高校は、確か平井堅の出身校であったはず。銘菓「さまざま桜」を生んだ「さまざまの~」の句碑は、城址と上野市玄蕃町の上野市玄蕃町の「さまざま園」にあるが、「さまざま園」の方は公開されていない。さしたる目的もなく彷徨うだけで、何かしらの情緒を感じることができる趣き深い街である。
句碑
伊賀上野城