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snowmanさん (7j5166em)2021/11/11 09:36 (No.309565)削除美しい曲だよね・・・
霧のシーズン・・・。坂の上を振り仰ぐと、「火事!?」とでも見紛うような「白煙」が上がっている。当然、「白煙」ではなく、溜池から立ち上る「朝霧」である。川から上がれば「川霧」なのだろうが、残念ながら「池霧」という呼称はないようである。この溜池のお蔭で、ハザードマップの危険地帯に指定されているが、水そのものは停留するわけでもなく循環しているから異臭はしない。以前の加東市ではべたつくし、異臭がするし、強烈な溜池からの霧に悩まされた。それから比べれば、「火事!?」と訝しむだけで何の問題もない。
こういう朝霧を見ると、懐かしい「牧場の朝」という文部省唱歌(笑)を思い出す。この曲と、「スキーの歌」(山は白銀(しろがね) 朝日を浴びて)の2曲は、なぜか好きでよく口ずさんだ。
牧場の朝(まきばのあさ)は、日本の文部省唱歌の一つ。福島県岩瀬郡鏡石町にある牧場、岩瀬牧場がモデルとなったとされる。岩瀬牧場のサイトには、「牧場の朝」のコーナーがあり、次のような説明文が掲げられている。
岩瀬牧場は明治の初め、国内で初めての西欧式牧場として開設されました。約10万坪もの広さをもつこの牧場は、明治天皇の東北巡行の際、鏡石・矢吹・須賀川に広がる原野の開墾を側近の人に申し述べたことが、開拓の発端になったと伝えられています。その後伊藤博文内閣により宮内省直営の「宮内省御開墾所」に指定され、明治40年にはオランダより乳牛13頭と農機具を輸入。その際に日本とオランダの友好の印として「鐘」が贈られました。文部省唱歌「牧場の朝」は、この鐘と岩瀬牧場のイメージをもとにつくられたものです。今も残る開拓当時の施設や機械は由緒ある昔の面影を漂わせています。青々と輝く草木や四季折々の花々、動物たちとのふれあい。振り返れば今も遠くに牧童の姿が見えるかのようです。
この「牧場の朝」の歌碑は、「牧場の朝 発祥の地との碑を伴って岩瀬牧場に、福島県岩瀬郡鏡石町の鳥見山公園に、そして作曲者船橋榮吉の出身地の兵庫県明石市の善楽寺戒光院に建立されている。
立ち上る朝霧
岩瀬牧場の説明
明石市善楽寺戒光院にある歌碑