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snowmanさん (7j5166em)2021/9/2 08:59 (No.268711)削除変な事件ばかりだよなぁ・・・
人に硫酸を掛けたり、女子高生を殺したり…。車のあおり運転は止まないし、傷をつけたり、盗んだり。果ては事故を起こしても、当て逃げで知らん顔。簡単に「人の心が荒んでいる」という表現では済まされない「狂い」が生じ始めている。文化の異常は短期間では是正し難し。いやいや、ここに至るまでに数多くの兆候が見られていたはず。教育現場でも…あったよなぁ、「あれっ!?」という異常な事態。個々にそれは感じていたし、対応もしていたけれど、残念ながら大きな波とは、うねりとはならなかった。そういう意味では、社会という構造的な問題ということになるのだろう。
伝聞だけれど、某小学校で不審者に対する訓練が行われたとき、校長が「担任は身を挺して刺されろ」と言ったそうな。加えて、「そうしたら勲章貰えるぞ、二階級上がるぞ」とも言ったそうな。教職員は、ジョークとして流したんだろうか? 昔々の現場教員だった時代の話…。組合によるストライキの前日、一枚の紙が教員の机の上に置かれていた。「正常な勤務に服すること」って、つまりは職務命令ですね。組合役員がまとめて、「返上」と管理職に突き返しました。勇ましいけれど、職務命令違反です。(笑) それに対して、処分は当然のこととして起こります。ただ、大量の処分となると、体制側も面倒な状態を抱えることになります。だから…多くの場合は、口頭での通達となります。教職員が集められて、校長が口を開いて「明日はストライキが予定されているようですが…」と言いました。最前列にいた自分は高教組の青年部長でしたから、話が終わるや否や真っ先に手を挙げました。「それは、職務命令ですか?」 体制側も職務命令は避けたいわけだから、「いえ、お願いです・・・」という回答となった。「お願いですか。お願いなら伺いましたので、失礼します」と全員を引き連れて退室したのを思い出します。
「担任は身を挺して刺されろ」…聞いてみればよかったのです、「それは職務命令ですか?」と。まぁ、簡単に言えば弁えない軽口をたたいただけですから、瞬間ギクッとし「いやいや、冗談、冗談」くらいではぐらかせようとするでしょう。「職務命令」と言ったらとんでもないことになる。極論すれば、校長自身が処分されます。「冗談」と言って逃げようとするでしょうが、それは攻撃側の思う壺なのです。当然のこととして、次には「人の命に関することを冗談で言うのですか?」と切り込まれるのですから…。一応、管理職と言えばリーダー、指導者層でしょう? その層の品格の無さ、見識の無さの露呈は致命的です。でもね、この連中は他人事・・・例えば「女の話は長い」と言った某会長やメダルかじり虫の暴挙に対しては、「バカじゃあ~」とかなんとか冷ややかな態度で批判するんですよ。この組織の崩壊・・・見識の無さが構造的な欠陥を生んでいる。まず、リーダー者層を本気で改善しないと、この下で働くものは正常に育つはずがありません。
最近は少し意味が変わってきてはいますが、「先ず隗(かい)より始めよ」(戦国策・燕策―史記・燕召公世家)という言葉があります。「事を始めるには、自分からやりださなければならない。人に言いつける前に自分が積極的に着手せよ」という意味なんですが、今や誰もやらずに笑って流すという社会になってしまっています。
謙遜ならいいのですが…