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snowmanさん (7j5166em)2021/6/19 21:05 (No.222153)削除アルストロメリア:キイサバのその後・・・
つまりは「インカのユリ:キイサバ」のことである。(正式名称は覚えられない) 降り続く長雨にも負けず、次々と蕾を膨らませて、開花を待っている。最初の一輪を観察してみたが…「インカ」という以上に、色彩・花形ともに南洋の花のようである。
思い出した…もう20年も前になるか、兵庫県淡路町・東浦町(現在は2町共に淡路市)で2000年3月18日から9月17日まで計184日にわたって開催されたのが博覧会「ジャパンフローラ2000」。通称、淡路花博と呼ばれた園芸・造園展示博覧会である。広大な敷地の中に点在する植物を訪ねながら至った温室には、巨大花「ラフレシア」が目玉展示として置かれていた。幸か不幸か開花には遭遇しなかったが、パネル等を見た際の記憶とキイサバが合致した。「この雰囲気だよなぁ~」…もっとも、ラフレシアは東南アジア島嶼部とマレー半島に分布する全寄生植物、直径90 cm程の花を咲かせる。「幸か不幸か」と書いたのは、この花の臭いの悪評からである。「この花の花粉を運んでいるのは死肉や獣糞で繁殖するクロバエ科のオビキンバエ属などのハエであり、死肉に似た色彩や質感のみならず、汲み取り便所の臭いに喩えられる腐臭を発し、送粉者を誘引する」と解説されているのだから、開花時は大変な状態なのだろう。確か・・・ガラスケースか何かの中に密封されていたように思う。(笑)
花粉を飛ばすためには目立つことが必要になる。そんな知恵の中での彩りは、「インカのユリ」にも共通する。日本の植物にはない強烈な「自己主張」である。そんなこんなで・・・危機回避ということから、匂いは嗅がないことにしている。(爆)
ラフレシア